ポスト アンド ビーム(以下”ポスビ”)、直訳すれ
ば柱と梁でしょうか。
古くから日本で採用されている建築技法を在来工法と
言いますが、ポスビは在来工法の海岸版と言った感じ
です。ただ違うのは、材の大きさと形状です。
在来工法では管柱と呼ばれる3m前後の柱は平均して
12p程度、通し柱と呼ばれる6m前後の柱は15p
前後、そして大黒柱は大きなもので30p前後ではな
いでしょうか。そして全ての柱は正方形が基準です。
梁に至っては幅12p×高30p程度なら大きい方と
言えるくらいです。そして大壁工法が主流の現在では
仕上がった住宅からは柱さえ伺うことが難しいです。
それに比べてポスビで使用される柱や梁は丸太のまま
使用され、その直径は末口で30pを越えるのが平均です。ですから柱はもちろん梁でさえその大きさ故に剥き出しです。
土台、柱、梁それぞれの接合部分が加工しやすく、また見た目にもスマートに見えるようにスクエアカット(四角く切り落とす)を施したものが大半ですが、継ぎ手や仕口などの接合部分は材の大きさ故に強度が非常に強く、組み上げただけで鉄骨のような迫力があります。

上記画像の継ぎ手、仕口加工は実際にカナダのヤードで撮影したものです。
日本で大工をしていたという日本人スタッフが、日本で見慣れた加工器具を使って加工、組み上げを行っています。ですから、所々に有るマーキングが日本語です。
しかし、その精度は在来工法と何ら変わりなく、1度仮組を行うだけにその信頼は絶大なものがあります。
ログハウスなら本場カナダ若しくはフィンランド、でもポスビなら日本の方が・・・。なんて思ったりしませんか? もちろんカナダ人スタッフの腕前も見劣りするものではありません。しかし、在来工法に近いという観点から日本人スタッフというのは何だか安心できると思います。
