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鉄筋工事
圧縮はコンクリート、引っぱりは鉄筋。
住宅の場合は「布基礎」や「ベタ基礎」と呼ばれる形状が殆どですが、重量鉄骨の場合は先に施工したコンクリートパイルの上に「柱脚」「地中梁」と呼ばれる構造物を造ります。柱脚は鉄骨の柱を緊結して建物の荷重をコンクリートパイルに伝達し、地中梁は柱脚と柱脚を堅固につなぎ止めます。
柱脚も地中梁も鉄筋とコンクリートから成り立ちますが、圧縮力を負担するのはコンクリートで引張り力を負担するのは鉄筋なのです。
材料は定尺、建物は?
大抵の材料は製造工程やモジュールに起因する幅、長さ、厚み、太さなど特定の寸法(定尺)を持っています。鉄筋も長いものでは6mもありますが、当然1本の長さでは足りないことがあります。長さが足りない場合は当然「継ぐ」訳ですが、引張りの力を負担する鉄筋はその太さによって継ぐ方法が異なります。
基本的にはコンクリートの中に存在するため決められた寸法を重ね合わせて継ぐ「重ね継ぎ手」という方法がとられますが、太い鉄筋は重ねる寸法が大きくなることもあり、また力学的な見解から多くの場合は専用のガスバーナーで加熱して赤熱した鉄筋同士を圧力を加えて溶着させる「ガス圧接」と呼ばれる工法が採用されます。勿論鉄筋の太さによっては別の工法を採用することもあります。
ガス圧接は資格を持った作業者によって施工されますが、1日に施工される圧接の数、作業者の人数によって適宜抜き取りを行い、サンプルとして抽出された圧接部分は第三者検査機関により適切な施工が行われているか破壊試験を行い、その安全性を確認します。
継ぎ手と同じく大切な「定着」
鉄筋の継ぎ手と同じく大切なのが「定着」と呼ばれる鉄筋の端部処理です。コンクリートと一体化することによって威力を発揮する鉄筋は、引っ張られた時に抜け出てしまうことがない様に設置しなくては行けません。
設置する部位により端部をU字型に曲げてフック状にしたり、L字型に曲げて柱脚にのみ込ませたり、施工方法は様々です。
コンクリートを隙間なく充填するために。
コンクリートと一体化するためには、コンクリートが隙間なく充填されることが重要です。そのためには鉄筋と鉄筋の間は適切な寸法が必要です。
コンクリートはセメント、水、砂、砂利から出来ているため、鉄筋同士の隙間が小さいと砂利が引っかかって空洞を作ってしまいます。
そうならないためにも適切な寸法が確保出来ているのか確認することが大切です。

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